フェレットの予防接種




フェレットの予防接種について

大切なペットが病気にならないようにするには、飼育環境を整備することも大事ですが、ワクチンや薬で予防することも重要です。犬猫にワクチンがあることは知っている方も多いと思いますが、エキゾチック動物の中でもフェレットには犬猫のようなしっかりとしたワクチンプログラムがあり、病気を予防出来ることはご存知でしょうか?フェレットの予防のうち日本で行われているのはジステンパーの予防とフィラリアの予防です。欧米では加えて狂犬病の予防も行われているようですが、日本では実施されていません。 このコーナーではジステンパーとフィラリアの説明を行います。

フェレットのジステンパーの概要

ジステンパーは犬などの動物がかかるウイルス病で、フェレットも罹りやすい病気です。ジステンパーにかかった個体のくしゃみなどによる空気感染や汚染された糞尿を介した直接感染で病気が伝播し、発症すると発熱・くしゃみ・顔の発疹・陰部の皮膚炎・肉球が固くなる・けいれんなどさまざまな症状があらわれます。致死率は100%で感染から2週間ほどで死亡するという報告もある恐ろしい病気です。

 

フェレットのジステンパーのワクチンについて

ジステンパーを予防するためにはワクチンが有効です。ワクチンとはウイルスなどの病原体を病気を発症しないように弱くしたものであり、体内に注射することで体の防御機構である抗体を作らせます。病気を発症させないこともそうですが、他のフェレットに移さないためにもワクチンで予防することは重要です。またワクチンは計画的に注射することが大事です。
病院によって多少の違いはありますが、産まれたばかりのフェレットには生後8週、11週、14週の合計三回うちます。最後のワクチンが生後14週以降になることが大事であり、それまでにワクチン接種を終えた場合にはジステンパーを発症した例もあるため気をつけてください。それ以降は最後のワクチンの日から1年ごとに1回注射します。

フェレットのワクチンの注意事項

ワクチンを打つにあたって、いくつかの注意事項があります。まず、どんな動物でも起こり得ることですが、ワクチンの接種によって副作用が起こることがあります。症状としては発熱、嘔吐下痢や痙攣、呼吸困難などで命にかかわることもあるため、ワクチン後しばらくは動物病院に残って緊急の場合は処置を受けれるようにしてください。また、感染症にかかりやすくなっているフェレットにはワクチンを接種できません。具体的には老衰や体調不良、他の病気の治療で免疫抑制剤を使っている場合などがあります。ジステンパーのワクチンは日本ではフェレット用に認可されたものがないため、犬用のワクチンで代用していることも知っておいてください。

フェレットのフィラリアについて

続いてフィラリアについてです。フィラリアは犬の心臓に寄生する線虫です。蚊によって媒介され、多数寄生することで心不全の症状を示します。フェレットにおいても同様に蚊の吸血で感染し、咳や呼吸困難などの症状を示します。犬よりも体の小さなフェレットでは少数の寄生でも命取りになります。

フェレットのフィラリア予防薬について

フィラリアの予防は蚊が発生する時期とその後一か月の間、一ヶ月に一回行います。蚊の発生時期には地域差があるため、一年中蚊が発生するような地域では毎月予防する必要があります。すでに寄生されている疑いがある場合には、予防薬によって多数の寄生虫が死ぬことで重篤なアレルギー反応などを起こすこともあり危険です。そのため、寄生されていないことの検査を行う必要も出てきます。




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