短頭種気道症候群




短頭種とは?

短頭種気道症候群について説明します。短頭種気道症候群とは、一般的に軽視されがちな疾患ですが、実は進行するとわんちゃんの生活の質が著しく低下し、時には命取りになる疾患です。まず初めに短頭種と呼ばれる犬種について説明します。短頭種とは頭の大きさに対して鼻の長さが犬種を指します。具体的にはフレンチ・ブルドッグ、パグ、ボストン・テリアなどを指します。パグやフレブルは世界的にも人気な犬種であり、ジャパンケネルクラブが行った2015年の調査ではパグが14位、フレブルが10位とそこそこの人気を獲得しています。これらの犬種がもつ平坦の顔面や丸い顔、離れた目などがまるで人間の赤ちゃんの様で、母性本能をくすぐられるために一定の人気があるともいわれています。

短頭種気道症候群とは?

短頭種気道症候群とは、先ほど説明した短頭種が持つ特徴的な頭の形に起因する呼吸障害の総称です。いくつかの異常が複合しており、有名なものとしては外鼻孔と呼ばれる鼻の入口が狭いといった異常や、俗にのどちんことも呼ばれる軟口蓋という部位が長いといった異常がみられます。また、これらの異常によって呼吸の通り道である喉頭に異常が生じることもあります。症状はこれらの異常が複合的に組み合わさることにより、呼吸困難や高体温、酸素不足などがあります。

短頭種気道症候群の治療法は?

治療法は、内科療法と外科療法に分けられますが、内科療法はあくまで症状を軽減するのみで根治的な治療とはなりません。しかしながら、急激に症状が悪化した場合など緊急時には非常に重要です。 外科療法は外鼻孔の拡張や軟口蓋の切除などがあります。これらは呼吸器症状を引き起こす異常を根本的に治療することを目指しているため症状が劇的に改善することも多いといわれています。ただし、病態が進行した場合などでは十分な改善がみられないこともあります。短頭種気道症候群は進行していくため、より早期に外科的治療を行うことが推奨されています




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