犬の前十字靭帯断裂




犬の前十字靭帯断裂の概要

自分のわんちゃんがいつもと違う不自然な歩き方をしているといったことはありませんか?例えば、後ろ足がしっかりと地面につけずに歩いていることはありませんか?このような症状を示す疾患の一つに前十字靭帯断裂といったものがあります。前十字靭帯は膝の関節にある重要な靭帯です。齢をとってくると少しずつこの靭帯が弱ってきて、激しい運動や衝撃などに伴ってこの靭帯が切れてしまうことがあります。プロスポーツ選手が靭帯を切ってスポーツ生命が絶たれるといったことも聞いたことはあるのではないでしょうか?わんちゃんの場合、この靭帯が切れると膝に痛みを感じるため、なるべく体重をかけないように足をあげて歩きます。前十字靭帯が切れると関節内に炎症が生じて関節が腫れてしまうことや、骨と骨が不安定に動いてしまうためにそれに伴う二次的な変化も生じてしまいます。

 

犬の前十字靭帯断裂の治療法

前十字靭帯が切れてしまった場合には基本的には手術をすることが推奨されます。

手術には大きく分けて2パターンあります。

  • 一つ目は強固な糸を骨と骨にかけて前十字靭帯の代わりとしてしばらく固定するもの。
  • 二つ目は骨を少し切って調節することによって骨と骨の不安定さを解消するものです。

どちらもメリットとデメリットがありますが、大きな使い分けとしては体重が軽い小型犬では糸による固定、体重が重くて運動量が激しい犬では骨を切る後者の手術が手術後の結果が良いとされます。糸であれば手術費用も安いのでわりと好まれがちですが、大型犬ではいくら強固な糸を用いてもすぐに緩んだり切れてしまって十分な効果が発揮できないため後者が望ましいとされます。みなさんの大切なわんちゃんが何かおかしな歩き方をしていった場合には前十字靭帯が切れているかもしれません。命にかかわる病気ではないですが、痛みをとってあげるためにもぜひ手術をしてあげましょう。


 

 

 

 

 


 

 


 

 

 




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