横隔膜ヘルニア

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横隔膜ヘルニアの概要

横隔膜ヘルニアは、横隔膜の一部が欠損し、お腹の中の臓器がその欠損部分を通って胸の中に逸脱してしまう病気です。この病気は、先天的に発生する場合と後天的に発生する場合の二つがあります。先天的な横隔膜ヘルニアは、発育過程において、横隔膜がしっかりと癒合しないことによって発生します。一方、後天的な横隔膜ヘルニアは、交通事故などの強い衝撃が加わり、横隔膜が裂開することによって発生します。

横隔膜ヘルニアの臨床徴候

横隔膜ヘルニアの臨床徴候は様々で、無症状な場合、嘔吐などの消化器症状がみられる場合、重度な呼吸器症状がみられる場合などがあります。

横隔膜ヘルニアの診断

横隔膜ヘルニアは、レントゲン検査やエコー検査で臓器が胸の中に逸脱していることを確認することによって診断できます。横隔膜ヘルニアは、臨床徴候が見られないこともあり、健康診断時に偶然発見されるケースも少なくありません。

横隔膜ヘルニアの治療

横隔膜ヘルニアは、臨床徴候がみられない場合であれば緊急手術をする必要はありませんが、胃や腸が捻転し、ぐったりしているなどの臨床徴候がみられる場合には、緊急手術を実施する必要があります。手術の内容としては、胸の中に逸脱している臓器をお腹の中に戻した後に、横隔膜の欠損部分を整復するといったものです。欠損部分の大きさや、肺が圧迫され虚脱しているかどうか、重篤な臨床徴候がみられているかどうかによって、手術の難易度は左右します。いずれにせよ、欠損部分が自然に治癒することはほとんどないため、欠損部分を整復するためには手術を実施することが推奨されます。

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この記事を書いた人

【経歴】
北海道大学獣医学部卒、東京大学獣医外科研究室博士課程
米国ペンシルバニア大学客員研究員
【所属学会・資格等】
eterinary Cancer Society(獣医がん学会)
【得意分野】
腫瘍学、免疫学

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