暑くなり始め、熱中症が心配な季節になってきました。特に今年はコロナウイルス感染症の防止のためマスクを着けることで息苦しくなり、例年よりも熱中症のリスクが高くなることが予測されています。人においても十分な注意が必要な熱中症ですが、ペットである犬や猫でも熱中症の危険があります。最近は、特に犬における熱中症の危険性が呼びかけられており、聞かれたことがある方もいるのではないでしょうか。一度熱中症になってしまうと動物病院に連れて行っても亡くなってしまう可能性が高く、注意が必要な病気です。

一方で猫が熱中症になる頻度は犬よりも少ないです。しかし、もちろん猫も熱中症になることはあり、なった場合の致死率は犬と同様に高いです。今回はそんな猫の熱中症についてです。

なぜ熱中症になるのか?

犬が熱中症になる原因には散歩が多いです。散歩している時犬は人よりも地面に近く、太陽からの熱と地面からの輻射熱の両方を受けているため、高体温になってしまいやすいからです。一方猫さんを散歩に連れて行かれる飼い主さんは少なく、そのため猫の熱中症は少ないと考えられます。

しかし、そんな猫でも熱中症になってしまう場合がありその原因としては下記のものがあります。

高温多湿環境:主にクーラーが壊れてしまった、クーラーが入っていない部屋に猫がおいて置かれた場合などです。日光によって部屋がどんどん暑くなってしまいます。

脱水:夏場に猫が水を飲めなくなってしまい、脱水を起こすと熱中症になってしまいやすくなります。

密閉空間:ケージなどに猫を入れっぱなしにしてしまったり、車の中に置き去りにしてしまった場合などです。

外飼の猫:外飼の場合も猫は涼しいところを求めて移動しますが、暑い場所から移動できなくなってしまった場合には熱中症の危険性があります。

過度の運動

熱中症になりやすい特徴は?

熱中症になりやすい猫の特徴としては、下記のものがあります。

若齢や高齢:自分で体温調節が困難なため熱中症になりやすいです。

体重過多

鼻が短い猫:鼻が短い猫はそもそも呼吸に問題がある場合があり、暑い時に上手く体温調節ができないことがあります。

・持病がある猫:腎臓病や喘息、心臓の病気がある猫などは注意が必要です。

どんな症状がでるのか?

体温が高いことはもちろんですが、他に下記の症状などがあります。ちなみに猫の正常体温の上限は39.2℃くらいです。

ぐったりしている

ふらついている

よだれが多い

パンティング(口を開けてはあはあしている)

嘔吐

見つけたらどうすればいいのか?

可能な限り早く動物病院に連れて行ってあげることが必要です。

動物病院に行くまでにできることは体温を下げてあげることです。冷水などをかけてしまうと体の中の熱が外に逃げにくくなるため、常温の水をかけてあげて扇風機やうちわなどで風をかけてあげて水を蒸発させ、体温を下げてあげることが大事です。

水は自分で飲める場合には飲ませても良いですが、無理やり飲ませると誤嚥の危険があるため避けてください。

猫を熱中症にさせないためには?

猫は基本的に室内で飼育されていることが多いため、

暑くなってきたら早めにクーラーをつけ、部屋の温度を管理すること

水を切らさないようにすること

・太り過ぎ無いようにすること

・ケージや車などにいれっぱなしにしないこと

が大切です。

犬や猫の熱中症は飼い主さんが注意してあげることで防げることがほとんどです。これから暑くなりますが、ペットと楽しく暮らし続けるためにも熱中症には気をつけてあげてください。