フェレットのインフルエンザの概要
ヒトの病気で良く知られるインフルエンザですが、最近では鳥インフルエンザというのも話題になりましたよね。
ですが、皆さんが飼われているフェレットもインフルエンザにかかるということはご存知でしょうか?
しかも「フェレットからフェレットに」うつるだけでなく「ヒトからフェレットに」うつるため飼育者がインフルエンザにかからないよう注意が必要です。
感染経路はヒトと同じく、くしゃみなどの飛沫を吸うことで感染します。
フェレットのインフルエンザの症状
基本的にはヒトと同じです。
発熱、くしゃみ、鼻水、涙、食欲不振、下痢などです。
感染に弱い個体や若いフェレットの場合は重症になり、亡くなる可能性もあります。
フェレットのインフルエンザの診断と治療
症状やインフルエンザ患者との接触がありえたのかなどの問診で診断します。
ウイルスを分離したりすることもできますが、一般的に症状が数日で改善するため検査が必要になることは稀です。
治療は対症療法で栄養管理や点滴などを行います。
ですが、感染などのリスクが高い個体では抗生物質を使用したり、場合によって抗ウイルス薬の使用を検討することもあります。
フェレットのインフルエンザのまとめ
・ヒトからうつるため、飼育者自身の健康管理が大事。流行するときに多くの人がいる場所に連れ出さないことも重要です。
・基本的には対症療法・支持療法で良好に経過する。
・感染のリスクがある個体や若い個体では、重篤化し亡くなる場合もあるため注意が必要。
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