動脈管開存症

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動脈管開存症の概要

動脈管開存症は、犬においてしばしばみられる先天的奇形の一つです。本来、動脈管とは胎仔の時にのみ機能している血管ですが、出産後においてもこの動脈管が閉鎖せず、血流が残っている状態にあるのが、動脈管開存症といいます。コリー、シェルティー、トイプードル、ポメラニアン、チワワ、ダックスフンドなどでしばしばみられる病気です。

動脈管開存症の症状

動脈管開存症の犬では、運動後に疲れやすい、呼吸が早くなる、咳などが臨床徴候として認められることがあります。また、動脈管開存症を放置すると、チアノーゼと呼ばれる状態になることもあります。

動脈管開存症の診断

動脈管開存症の犬では、心臓の聴診で連続性雑音と呼ばれる異常な音が認められます。聴診に加えて、心電図検査や、レントゲン検査、心臓のエコー検査などで診断します。

動脈管開存症の治療と予後

動脈管開存症と診断された場合、なるべく早く治療をすることが推奨されます。病態が進行していない状態であれば、外科手術を行うことによって、しっかりと治療することが多いといわれています。具体的には、閉鎖しなかった動脈管を糸によって縛る方法や、カテーテルを挿入して動脈管にコイルと呼ばれる物質を満たして閉塞させる方法などがあります。

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この記事を書いた人

【経歴】
北海道大学獣医学部卒、東京大学獣医外科研究室博士課程
米国ペンシルバニア大学客員研究員
【所属学会・資格等】
eterinary Cancer Society(獣医がん学会)
【得意分野】
腫瘍学、免疫学

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