ペットフードに関する間違った情報に惑わされないために




ペットを飼っているあなたへ。

大切な我が子に元気に生きてもらいたい、それは飼い主に共通の願いだと思います。

健康に生きるために欠かせないものが、日々の食事です。

 

では、どうやってペットの食事を決めていますか

 

インターネット? 本? 口コミ? 獣医師のアドバイス?

近年はネットからたくさんの情報が得られるようになりました。

この記事を読んでいるあなたは、まさにネットから情報を得ようとしています。

しかし、ネットから得られる情報は、必ずしも正しいとは限りません。

むしろ間違っていることの方が多い分野もあります。

その一つに、ペットフードに関するネットの情報があります。

なぜペットフードに関するネットの情報が信頼できないのか?

アフィリエイト」という言葉を聞いたことがありますか?

アフィリエイトとは、Webサイトに広告を載せ、その広告を介して商品が売れたら、広告主からサイトの運営者に報酬が支払われるシステムです。

「ノートパソコンおすすめ10選」や「2018年おすすめのメンズファッション」というようなサイトを見たことはありますか?

これらのサイトは、アフィリエイトによる収入を目的に運営されています。

実体験に基づいた商品のレビューは、とても参考になりますよね。

しかし、ペットフードに関しては、その情報が参考になるとは限りません。

その理由は、アフィリエイトの仕組みにあります。

アフィリエイトによって得られる収入は、紹介した商品の価格と報酬率によって異なります。

例えば、

(A)5000円の商品が売れ、1%の報酬率であれば、50円。

(B)1000円の商品が売れ、3%の報酬率であれば、30円。

(C)5000円の商品が売れ、10%の報酬率であれば、500円。

アフィリエイトで収入を得ている人は、どの商品を売りたいと思いますか?

一番多く報酬の得られる(C)を選びますよね。

だから、(C)の良い宣伝をたくさんするサイトが多くなるのです。

さらに場合によっては、(A)や(B)を批判することで、(C)の購入へと誘導するのです。

このような仕組みが、参考にならないレビューを生み出すのです。

「ロイヤルカナン」と「ヒルズ」はどうなの?

世界的に有名な、二大ペットフードメーカーです。

この2大メーカーは、ペットフードに関する研究を盛んに行っています。

しかし、アフィリエイトを目的としたサイトでは、否定的なコメントをされがちです。

保存料などの添加物が健康に悪いと、その一点のみに言及し、批判するのです。

しかし、この二つのメーカーは、研究規模が大きく、科学的な根拠に基づいて栄養成分を配合しています。

大学病院でも取り扱われるほど、信頼されています。

獣医師の立場からすると、この二つのメーカーを批判しているサイトには疑問を感じざるを得ません。

おそらく、この二つのメーカーはアフィリエイトによる報酬率が低いため、批判の対象になりやすいのだと思います。

 

ここで一点申し上げたいのですが、私は特定のペットフードを推奨しているわけではありません。

添加物が健康にもたらす影響については、人の食事についてですら、判明していないことが多いです。

大切なことは、添加物が入っているか否かではなく、栄養バランスであると私は考えます。

良くない栄養バランスは、様々な疾患のリスクになります。

 

難しく考える必要はありません。

人の食事と同じで、栄養バランスのとれたペットフードを基本に、美味しいおやつはたまにあげれば良いと思います。

「獣医師監修」のペットフードはどうなの?

ペットフードのラベルに「獣医師監修」という言葉を見ることはありませんか?

獣医師監修であれば、信頼できるペットフードなのだと思いませんか?

実は、獣医学部では犬や猫の栄養学に関する授業は多くありません。

獣医師国家試験の出題範囲に、犬や猫の栄養学が含まれたのは1,2年前からであり、出題数も1,2問ほどです。

獣医学生のほとんどは、栄養学についてあまり熱心に勉強しないのが現状です。

さらに、最高の研究機関である大学においても、犬や猫の栄養に関する研究室はほとんどありません。

よって、獣医師だからといって栄養学に詳しいとは限らないのです。

では、どうやって栄養学に詳しい獣医師を見分けるのでしょうか。

一つの基準としては、栄養学に関する論文を執筆していることです。

論文は、他の研究者に読まれるため、科学的な根拠に基づいています。

しいて言えば、栄養学の研究をしている大学教員ならば、信頼度が高めといえます。




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