動物とウンチ ~パンダ、ジャコウネコ、ウサギ、フンコロガシ、オオカワウソ~




排泄は、生物にとって欠かせない行為です。

今回は、ウンチにまつわる 動物の面白豆知識をご紹介します。

 

ジャイアントパンダのウンチは、とってもいい匂い!

ウンチのニオイはどうやって決まるの?

ウンチのニオイは、食べ物によって異なります。

たとえば、草食動物のゾウは、草が発酵したようなニオイのウンチをします。

トラのウンチは、ツンとしたニオイで、マーキングにも使われます。

雑食のクマやタヌキのウンチは、色々なニオイが混ざっていて、臭いことが多いです。

ジャイアントパンダのウンチ

動物界のアイドル、ジャイアントパンダのウンチは、とってもいい匂いがします!

抹茶やおろしたてのの匂いで、ほんのり甘い匂いがすることもあります。

ウンチがいい匂いなのは動物の中で、唯一パンダだけです。

では何故、パンダのウンチはいい匂いなのでしょうか。

それはパンダが、肉食動物から草食動物に進化している途中の動物だからです。

パンダは、腸などの消化器官がいまだに肉食仕様で短く、食べた竹がそのまま出てしまいます。

よって、竹の匂いがそのまま残っているのですね。

 

最高級コーヒーは、ジャコウネコのウンチ風味!?

ジャコウやムスクなどの高級香水のにおい

ジャコウネコ という動物を知っていますか?

ネコと名がついていますが、ネコの仲間ではありません。

ジャコウネコは、原始的な肉食動物祖先型で、生きた化石です。

特徴はお尻にある分泌腺で、そこから出る分泌液の原液は悪臭がします。

ところが、この分泌液を何千倍に薄めると、ジャコウムスクなどと呼ばれる高級香水になるのです。

お尻から出た分泌液を薄めて香水にしようと考えた人、すごいですね…。

ジャコウネコのウンチから取れる最高級コーヒー豆

ネコ科のように優れた運動能力を、残念ながらジャコウネコは持っていません。

よって、肉食動物なのにジャコウネコは果実なども好んで食べます。

インドネシアのマレージャコウネコは、コーヒーの実を好んで食べます。

そのウンチからとった未消化の豆が、「コピ・ルアク」と呼ばれる最高級コーヒーなのです。

コピ・ルアク、飲んでみたいようなみたくないような。

 

ウサギはウンチを食べないと死ぬ!?

「反芻(はんすう)」って何?

ウシヤギヒツジは、「反芻(はんすう)」という方法で食物を摂取します。

具体的には、【噛む→飲み込む→胃で少し消化→また口に戻して噛む】を繰り返すことで食物を消化するのです。

その独特な消化方法を実現するために、反芻する動物には胃が4つあります。

焼肉のメニューにある「ミノ、ハチノス、センマイ、ギアラ」はその4つの胃の呼称です。

ウサギはウンチを食べないと死ぬ

ウサギも、食べた草をもう一度食べます。

しかしこれは、ウシのように胃の中の物を口に戻して噛みなおすわけではないのです。

なんと、ウサギはウンチを食べるという偽反芻をするのです。

ウサギは腸が未発達なので、生きる上で必要な栄養が一回では吸収できません。

そこで、1回目は柔らかいブドウの実のような軟便をし、それを食べなおすのです。

2回目のウンチは黒くて丸いコロコロウンチで、そのウンチは絶対に食べません

偽反芻でウンチを食べるのはウサギだけ?

モルモットも、ウサギと同じ偽反芻をします。

偽反芻ではないのですが、他の動物もウンチを食べることがあります。

たとえば、多くの草食動物の子どもが一生に一回だけ、お母さんのウンチを少量食べることがあります。

これは、植物を分解するために必要な腸内微生物を、お母さんのウンチから取り込むためです。

 

フンコロガシはウンチでナンパする!

フンコロガシは、中東では神の使者

実は、カブトムシと同じコガネムシ科の昆虫の、フンコロガシ。

中東ではスカラベと呼ばれていて、神の使者とされています。

フンコロガシの頭のヘラは、フンを移動しやすいようボール状にするために付いています。

ボール状になった後は、逆立ちして後ろ向きでフンを押し、安全な場所や巣まで運びます。

何故、フンコロガシはフンを転がすの?

何のために、フンコロガシはフンを転がしているのでしょうか?

このフンの玉は、これから生まれてくる赤ちゃんのご飯なのです。

フンコロガシのメスは、フンの玉に産卵します。

そして卵がかえると、生まれたての幼虫たちはそのフンの玉を食べるのです。

このフンの玉は草食動物のフンのみから出来ているので、まだ食べられる栄養豊富な草が入っているのです。

ナンパにウンチを使うフンコロガシ

フンの玉をメスに見せることで、「いつでも産卵できますよ」とオスはメスを誘います。

フンを見てメスの気が合うと、メスも一緒にフンを押します。

しかし後ろ向きにフンを押すため、行く先が見えず、溝に挟まったり崖から落ちることもあります。

また、いい玉だと他のオスに横取りされることもあるため、気が抜けません。

まるで人生のようですね。

 

オオカワウソはウンチをこねる?!

絶滅危惧種のオオカワウソ

絶滅危惧種のオオカワウソは、イタチの仲間です。

生息地はアマゾン川周辺、体長は約140cmで、家族5~6頭で暮らします。

家族愛が強く、お兄ちゃんとお姉ちゃんは下の子の面倒を見てあげます。

天敵のワニがやって来た時には、一致団結して家族みんなで戦います。

オオカワウソのマーキング

なわばりにするのは、大好物の魚を捕りやすい所です。

他のオオカワウソに奪われないように、マーキングとパトロールを念入りにして、なわばりを主張します。

普通の陸上動物はオシッコでマーキングしますが、水辺ではオシッコは洗い流されてしまいます。

そこでオオカワウソは、ウンチでマーキングをします。

できるだけ広範囲にニオイが広がるように、オオカワウソはウンチをこねるのです。

 

(注意!)実は、上記の画像は「オオカワウソ」ではなく「コツメカワウソ」の赤ちゃんです。

オオカワウソのお顔は、掲載をためらってしまう程に独特でして…

カワウソだけにウソついちゃいました。すみません。

オオカワウソの画像をお調べになる際には、自己責任にてお願いします。




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