偽妊娠とは?

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偽妊娠とは?

偽妊娠とは、実際は妊娠していないのにもかかわらず、乳腺が発達しているなど、妊娠したような特徴を呈するものをいいます。

※仮性妊娠ともいいます。

偽妊娠は、発情後3~8週間にみられ、一般的には2~3週間でその徴候は消失するといわれています。

※上記期間は、あくまで大まかな目安ですので、多少のずれはあります。

偽妊娠の発症機序

偽妊娠は、プロラクチンと呼ばれるホルモンが増加することによって起きるとされています。

通常は、発情休止期の後半に起こります。

※犬の発情周期は、発情前期、発情期、発情休止期、無発情期の4期です。

偽妊娠の臨床徴候

偽妊娠の時にみられる臨床徴候としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 乳腺が発達する
  • 乳漏症:出産と授乳とは無関係に母乳が出ること
  • 巣作り行動
  • 新生子や玩具の保護行動などの母性行動

偽妊娠の診断

偽妊娠は、繁殖歴、発情の経過、臨床徴候とをふまえて診断します。

妊娠でないことを明らかにするために、超音波検査やレントゲン検査などを実施することもあります。

偽妊娠の治療

教科書的には、偽妊娠の治療は通常行わないとされています。

徴候が重度であるときは、甲状腺機能低下症が疑われるため、その治療を行います。

偽妊娠の治療薬には、ドーパミン作動薬と呼ばれるものがあり、これによって原因のホルモンであるプロラクチンの放出を抑制します。

また、卵巣子宮全摘出術(一般的な避妊法)を行うことで、根治的に治療することができるとされています。

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この記事を書いた人

【経歴】
北海道大学獣医学部卒、東京大学獣医外科研究室博士課程
米国ペンシルバニア大学客員研究員
【所属学会・資格等】
eterinary Cancer Society(獣医がん学会)
【得意分野】
腫瘍学、免疫学

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